―……PM21:00…
「…それじゃあ、由美と真子も帰る準備して?」
翼たちを見送ったあと家に戻り、一気に寂しくなった空気を吸い込む。
あたしと真子も今日帰るために、支度をし始める。
「はぁ。」
溜め息を吐きながら、さっき翼から貰った小さな紙袋を見る。
「なに入ってるんだろ。」
ガサゴソと紙袋を開けると、出てきた可愛い小さなヌイグルミ。
「これ………。」
それは、前にあたしがどこかの雑貨屋へ翼と真子、流ちゃんで行ったときに…
"可愛いなぁ"と呟いていた、ピンク色をしたクマのヌイグルミだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…