こんな至近距離の二人を誰かに見られたら、怪しまれるのは当然だったから。 あたしが場の甘い雰囲気に耐えられなくなり、立ち上がる。 「あ、待って。」 手首をキュッと掴んで、待ったをかける翼。 「今度はなに。」 「アドとケー番教えて?」 ホント、何を言いだすか分かったものじゃないヤツ。 ―…… 「……はい。オッケ。」 まぁ、結局はアド交換してるんだけど。 良いよね? "従兄妹同士として" だから。