音速メテオロイドがステージで大暴れの最中、先程ハルタと東條が密会?!していた空いてる楽屋の中では……。





「ん…………なに、ここ……」


重たい瞼を無理矢理開いたタキ。その目の前に。


「ヒィッ!!ちっ、近い!近い近い近いわっ!!」


「おっはよー、タキくん」


タキの顔をニンマリした顔で覗き込んでいたのは東條。
その距離15センチ。


「離れやがれ!こんの……エロオヤジ!!」


タキは東條の胸を押し返して、叫ぶ。
しかしそんなもんじゃへこたれない東條、不敵な笑みを浮かべたままズレた眼鏡を押し上げる。


「酷いなぁ~、俺はエロくもないしオヤジでもないよぉ」


「うぜぇ。ってか何処だよここ?!……あ!ライ!!ってショウも……彩都まで?!」


タキが部屋を見回せば床や長椅子やらテーブルに?!寝かせられたクリスカメンバー+彩都がそこでスヤスヤ眠っていた。


えぇっ?!なにこれ。誘拐?!


混乱した頭を必死で働かすタキであります。