アキトとナオヤは顔を見合わせました。なにやら秘密のお話中の模様。
「ハルタの声、だよな?」
「うん。でももう一人は……誰だろ?」
コソコソと話す二人の耳にまた会話が漏れ聞こえてきた。
どうやらトイレの隣にある、今日は使われていないもう一つの楽屋の中から聞こえてくるみたいだ。
「でもやっぱり……こんなとこでは……あっ!なにするっ、……ちょっ!」
「誰も見てないから、ね。恥ずかしがらなくても……うわ、キミ可愛い名前のわりに……デカいね」
「う……悪かったですね!仕方ないでしょ、最初からなんだから!」
恥ずかしそうに話すハルタの声に、アキト達はますます困惑。
「な、なんか……変な会話じゃない?ドッキドキ?!」
ナオヤの頬がちびっと赤くなりました!
確かに、聞きようによってはなにやらアヤシく思えてきますが……。
さて、真相やいかに?!