「さて、と……」
無事マキを着替えさせた後、アトミヤは依頼主からのメール内容を最終確認する。
んー、心配なのはマキちゃんが彼らを騙せるか、かな。特にこのリーダーの男は手ごわそう。
アトミヤは画面に映し出されされた今回の標的をじっと見つめた。
「ま、なんとかしてもらうしかないか。マキちゃんなら大丈夫だよね」
うんうん、とひとりで頷きながらアトミヤはメール画面を閉じた。
「さて、じゃあ俺、じゃなかった、“ワタシ”は先に依頼主に会いにいこうかしら~」
……女言葉が不気味なアトミヤである。
が、彼の中身を知らなきゃ普通……なの、か?
と、彼らの様子を覗いている間にBBはもう地球の大気圏に突入!
あとは東京へ向かってまっしぐら。
彼らの標的は一体誰なのか?!
と、謎を残したまま、次、行ってみよう!!