「さてさて俺たちの持ち時間もココまででーっす!!みんなさっき暁の龍ちゃんがバラしちゃった通り、この後サプライズがあるから!まだ帰っちゃだめだからねー!!」
海斗がマイクに向かってそう言うと、オーディエンスは元気に「はーい!」と返事を返した。まるで先生と生徒。
じゃあねー。と手を振る海斗がステージ袖へ向かいます。
続いて歌夜、珪甫。そして最後に紅志。
その紅志が袖へ引っ込む直前。
「紅志ーー!!カッコよかったわよーっっ!!」
もちマーガレットさんからの声援。
これにはさすがの紅志も反応せざるを得ません。
下手のマイクに手をかけ、ボソッとひとこと。
「ありがとう。オマエら大好き」
っくぅ~~~っ!!
さて何人の失神者が出たことでしょう?!
当然ながら、ステージ裏では歌夜が腰砕けに。
そして、その傍ら。黒ーい笑みを浮かべた東條氏。
「さて、お楽しみの始まりだねぇ」