ステージの上では歌夜がちゃんと葵たちの姿を見ていた。
わお!葵と登がモッシュの嵐にまみれてる!
ステージからオーディエンスを見るのは好きな歌夜。彼らが笑顔で自分たちの出す音にのってくれている様子を見るのが一番好きだ。
うーん!今日のライブも楽しーい!!
ぴょんぴょん跳ねる歌夜のベースに、紅志や珪甫は苦笑する。
アイツ……、また走ってる!!
しっかたねぇなぁ、あの馬鹿ちん!
結局歌夜のリズムに合わせてしまう彼らだったりする。
「今日のオマエら最高ー!!あと残り2曲、張り切っていっちゃってー!!」
海斗が叫ぶとフロアが歓声で埋め尽くされた。
んん~っ!やっぱライブ、最高!!
満面の笑みを浮かべて歌声をみんなに届ける海斗だった。