「それぐらいお前を、
心の底から愛している。

だから、
俺と結婚しよう?」

「ええ?」

「卒業前に嫌、
入院する前に籍を入れよう。

手術をして、
退院したら挙式を挙げれば
いいんだから。」

私は思っても見なかった、
先生の言葉に、
嬉しさで涙が止まらない。

「明日一緒に病院に行く。
俺も静の病気と一緒に
戦うからきちんと知って
おきたいんだ。」

「うん。」

私は病気に立ち向かう
勇気を奥さんから、
貰った気がした。