唇を離すと先生は、
真剣な眼差しだった。

「ここで待っている。
お前が生きて帰ってくる
事を待っている。

俺は君無しでは、
考えられないんだ。」

「生きるから手術をする。
けど先生の気持ちに、
答える事が出来ないかも
知れないよ。」

「出来るよ。
俺がお前を愛しているから。
お前もそうだろ?」

私と先生は自然と
キスをした。

甘くそして涙の味が
するキスだった。

そして私は決心をした。

「先生?
私の体を見て?」

私は服を全て脱いだ。
全て脱ぎ終わると、
私は先生に言った。

「今日が最後の傷も無い、
私の本当の体。

1週間後胸にメスを入れる。
転移が見つかれば、
無くなる可能性もある。

だから先生にだけは、
見て欲しいの。」

先生は立ち上がって、
私を抱きしめた。