「泉〜」


卓が私の頭をつつく


「うるさい!」


「泉〜ごめんって」


そう言って運転しながら私の手を握る


「私ね…専門学校卒業したら、まず修行の為にケーキ屋さんとかに就職すると思うんだ〜それからお金貯めて、小さくてもいいから、私のケーキを食べれるカフェを出したいの」


「頑張れよ!」


「うん!まだ不安だけど…」


叶うかわからない夢…


「不安?俺がいるだろ!」


「卓…ありがとう!元気出た!実はちょっと最近スランプでね…」


「スランプ?」