五月はいい。 全てが生き生きとして眩しい。 こんなにも眩しい芽生えたちは この軟弱な生命の終焉を 笑ってくれるだろうか。 大切な人たちへの 手紙が書き終わった。 棺に入れるものについて 譲二に伝えた。 一通りの準備を、済ませた。 満ち足りていると思った。 だから、かなしいと思った。 雨を愛している、 だから、 だから 2007.5.8