ユキノカケラ

優と川中さんが帰ってきた。


捻挫したらしい。


優はずっと側におる。


なんやねん…。


ホンマ嫌になる。


私はグループのタテカンの裏でうずくまっていた。


「大丈夫っすか?先輩…。」


顔を上げると、堺君が心配そうにしている。


「……大丈夫…じゃ…あらへん…。」


ホンマに限界や…。