ユキノカケラ

「コクられたら嫌でも記憶に残るし。」


私は依然として警戒体制。


油断大敵!!


そんな自己暗示をしている最中に、堺君が口を開いた。


「…先輩、めっちゃコクられてんじゃないんスか!?」


「は?んなわけないし!」


「へー……意外。」


などと、くだらない話をしていたら、ある光景を目にして私は凍りついた。