ユキノカケラ

「何?」

優はキョトンとした顔をしている。
私は続けた。


「…男嫌いになったんよ。」


2、3回瞬きをした後、優は笑いだした。


「なんやねんそれ!!オモロイわ!!」


笑い終わらない優に私は膨れっ面をした。


「あぁ、ごめん!
でも、男嫌い治ってるやん?」

「えっ?」


「ほら、男の俺の前で素を出してるやん!」


あっ…。
ホンマや。

私は色々考えて、1つの答えが出た。

「あっ!同じ匂いがするから!?」


優は眉間にシワを寄せた。


「…同じ匂い?」