ビ、ビックリしたー。


優の顔、真っ赤…。


……いつまで続くんやろか、この沈黙。


「――彩奈…。」


「ん?」


やっと優が口を開いた。

真剣な顔で。


「お前、好きとかよく分からん言ってたやん?…あれ、もういいんか?」


私は横になったまま頷いた。

そして、私は優の手をそっと握った。



「――私と付き合ってください。」