幼なじみセンチメートル

「えもん!」

「にゃー」



咄嗟に好きなキャラクターにちなんだ名前を呟くと、猫が返事をしたかのように鳴いた。



「エモンか。ちょっと不満だけどキヨが付けたから良しとしよう」

「ケンはビリーって呼べば?」

「酷いよ、キヨ〜。見捨てないで」



こうしてエモンと名付けられた猫は5人のペットのようになった。


誰も家で飼えなかった為、土手の草むらの陰に忍ばせた段ボールの中で飼う事にしていた。




「にしてもエモンはキヨにしか懐かねぇな」

「………波長が一緒」

「えー、キヨは猫じゃなくて犬っぽくない?」

「確かにイノリにしか懐かない忠犬って感じするわね」



昔からエモンに限らず動物と自分より小さな子どもに懐かれる。


何でだろう?