小学校低学年くらいだったかな。
物心ついてからずっと
イノリにはケン、カンナ、カゼとは違う感情を抱いていた。
特別だと思ってた。分かってた。
でもその頃は、恋愛感情なんて知らないから
イノリに抱く感情の名前を分からないでいた。
でもこの土手で捨て猫を見つけ、5人で可愛がっていた時……
「名前はやっぱりビリーでしょ」
「ケンはセンスねぇな。猫なんだからポチだろ」
「ポチは犬よ、イノリ。猫ならタマでしょ」
「………マグロ」
名前を考えているケン、イノリ、カンナ、カゼ。
私は猫を抱っこしながらその光景を見守っていた。
「………シーチキン?ツナ…あじの開き」
「カゼは食いもんの名前を付けたがるな!」
「キヨは?キヨは何がいい?」
突然ケンに話題を振られた。
物心ついてからずっと
イノリにはケン、カンナ、カゼとは違う感情を抱いていた。
特別だと思ってた。分かってた。
でもその頃は、恋愛感情なんて知らないから
イノリに抱く感情の名前を分からないでいた。
でもこの土手で捨て猫を見つけ、5人で可愛がっていた時……
「名前はやっぱりビリーでしょ」
「ケンはセンスねぇな。猫なんだからポチだろ」
「ポチは犬よ、イノリ。猫ならタマでしょ」
「………マグロ」
名前を考えているケン、イノリ、カンナ、カゼ。
私は猫を抱っこしながらその光景を見守っていた。
「………シーチキン?ツナ…あじの開き」
「カゼは食いもんの名前を付けたがるな!」
「キヨは?キヨは何がいい?」
突然ケンに話題を振られた。

