幼なじみセンチメートル

「幼なじみってさぁ、友達じゃないし恋愛対象にもならないし、厄介な肩書きだよね」



午前中の授業が終わり、昼食を食べ終えた私とカンナは、中庭の自販機の前でくつろいでいた。




「そうね。得な部分もあるけど、やっぱり辛いわね」

「カンナとカゼは絶対両思いだと思うんだけどな」



何を隠そう、カンナは物心ついた頃からカゼを想っている。



美人のカンナとイケメンのカゼ。

誰がどう見てもお似合いな2人。





「カゼは私なんか好きじゃないわよ。私からしたら、イノリとキヨの方がラブラブに見えるけど?」


「どこが!イノリは私を妹扱いしかしないよ。それはもう、腹が立つくらいにね」




自販機で購入した紙パックのいちごオーレにストローを刺した。