「さぁ行こう!」 そういって私を抱き上げて車椅子に乗せる。 ゆっくり動かし始めた。 何年かぶりにでた外は 太陽の日差しがまぶしくて、 風が頬をなでる心地よさを感じながら お花みをした。 弁当はいつもと同じ病院食なのに おいしく思えて、 心のそこから笑顔になれた。 「ありがと」 これが私の素直な気持ち。