女「ちょっとー!あんた邪魔なんだけど。」






『ぁ…す、すいません。』



女「あんた、自分が無駄にデカイってことわかってんの?」


女2「まじでーインキャラなんだから、インキャラはインキャラらしく隅の方にずっといればいいのに〜」





-ドンッ-






……






彼女達は
朝から何でそんなにテンションが高いのだろうかと言うテンションで

あたしに暴言を吐き捨て

自分の鞄をおもいっきりあたしの腕にぶつけて

横を通り過ぎていった。








………









今は学校へ行くための


通学路。






あたしにとっては

いつものことだ。





別に何とも思わない。



日常茶飯事にあんなことされると
誰だって慣れてくる。




日常茶飯事にされるもんだから

案の定、友達は出来ないしいない。







別に平気。







あたしには同い年の兄がいる。



そう




双子の兄妹なんです。



いつも兄がいてくれるので
友達がいなくても寂しくはない。





『兄の友達は?』って?



あたし達、双子ですよ?


簡単に言っちゃえば、
あたしと同じような感じです。






えーっと、


何か忘れているような…












あっ!


自己紹介を忘れていました;





あたしの名前は

栗村 幸子(クリムラ サチコ)


兄と一緒の高校行ってまして
学年は2年生です。



見た目も極々普通の女の子だと思います。


ただ、
身長が普通の女の子より高いのと

分厚い瓶底メガネをかけているぐらいですかね。





まぁ、

軽く自己紹介をしたところで




自宅の方面から兄が来ました。










兄「幸子、お兄ちゃんを置いて行くなんてヒドイじゃないか!」