それから数日。


毎朝一緒に学校に行っても、一緒に帰っても。


体育祭の練習でダンスを一緒にやっても。


家にいる時でさえ。


決して琥珀と話す事はなかった。


目が合ってもすぐお互いに逸らしていた。


でも俺の学校生活は、結構充実していて。


休み時間も、放課後も、体育祭のことでスケジュールはいっぱいだった。


ペンキでの旗塗りは、みんなで体に落書きをしまくった。


・・・もちろん女子達に怒られたけど。


女子と言えばあの事件の後、かなり引かれ気味だったけど、体育祭の準備とかを通して結構仲良くなったし。


リレーの練習も腐るほどした。


リレーメンバーは全員で6人。


足の速さとかの関係で俺は5番目になった。


俊哉は4番目。


ちなみに那岐も3組のリレー代表らしくて、順番は4番目。


俊哉と一緒だった。


正直、那岐の方が早そうだけど意外に俊哉も早くてびっくりした。