「俺はお前に言われる『何か』をした覚えなんて、これっぽっちもねえよ」


こうなったら意地でもシラをきってやる。


「まあ、あなたはなんという屁理屈野郎なのでしょう!」


あんだと!?


「初対面でいきなり『屁理屈野郎』呼ばわりなんていい度胸じゃねえか」


「わたくしはその呼び名はあなたにとても似合っていると思いますけれど」


なんだこの女!


「ふざけんな、この高飛車女!」


「日本の正式な言語を使っているまでですわ!」


「時代が古いんだよ!そんなの縄文時代に終わってんだつうの!」


「それこそご冗談を。あなたの言葉こそ何語ですか?通訳がいるなら連れて来てほしいものです!」


「口が減らない女だな!」


「結構ですわ!」


「なんだと!?」


「なんですか!?」


~~~!!


こんのくそったれー!!


そう思って次の言葉を言おうとしたその時。