皇妃候補は麗しく

「私に似合うでしょ」

 人をアクセサリーのように言い放つ。

「! あら、あなた。レオンより低いのね」

 ベリルを見上げてつぶやいた。彼は174cmでレオンは178cmに、レオナは157cmだ。

「あなた、年齢はおいくつ?」

「……25だ」

「姉上! 彼の手を離してください」

「私は24歳だから丁度良いわね」

 レオナは無視して続けた。

 何が丁度良いのか解らないが、とりあえず掴まれている腕を離して欲しいとベリルは思っていた。

「さ、行きましょ」

「だっ、だめです!」

 ベリルの腕を引っ張って部屋から出ようとするのを止めようと、反対側のベリルの腕を掴む。