チェーンメール

…やがて、彼女がメールを受け取って1ヵ月が経ち…彼女は自ら命を絶ちました。

最後までメールは誰にも回さず…。

葬儀に参加したクラスメート達は、涙を流さず、無言でした。

私は彼女の遺影を見つめながら、深くため息を吐きました。

…彼女の運命は、本当にチェーンメールによって、破滅へと向かったのでしょうか?

私はちょっと不審に思っていました。

なので彼女の両親に頼んで、彼女のケータイを借りました。

そして例のメールを見て…私は思わず顔をしかめました。

だってそのメールは、私が作ったものだったのです。