「な、何、おまえら。そういう関係だったわけ!?」 神藤くんと仲のいい男子が問いかける。 それにも答えず、彼はあたしを睨んでいた。 「…離して」 「理由を言ったら」 ギリリと彼の指が腕に食い込む。 あたしはうつむきながら、顔をしかめた。 痛さにたえるように、彼の上履きを必死に見る。 そんななか、彼の手とは別に、痛いほど強く感じるものがあった。 神藤くんの向こうの席で友達との話を中断してこちらを見る柏木さん。 彼女の視線があたしを突き刺していた。