そうかい??なんて、感嘆にも似た桃亜姉の言葉を若干他人事のように聞きながらボクはいまの現状を理解しようと一つ一つを噛み砕くようにしながら神経を全力で頭に集中させた。
ボクいま抱きつかれてる??
・・・・うん。抱きつかれてる。
これは誰??
これ、・・・これは頼兎。
桃亜姉なんて言ってる・・・??
大人しい??
誰が・・・??
・・・・・・・・・・ボクが・・・・・??
大人しい・・・・・・??
ちっ・・・・ちがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁうっっ!!
心の中で大絶叫だ。
ボクは頼兎を勢いよく見上げてギッと睨みつけた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
無言のまま頼兎を睨みつける。
回された腕は解かれることなく、ボクの視線に気づいた頼兎が戸惑ったようにボクの名を呼ぶ。
でもボクは無言だ。
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