「本当にすみませんでした!じゃぁ…友達待たせてるので…失礼します!」


ペコッ

とお辞儀をして、あたしは屋上まで走って向かった。





「市川くん!大丈夫ですか?!」

「タオルどうぞ!」

たくさんの女子に囲まれながら

市川さんが妖しい笑みを浮かべながら

「俺の事を知らない女子が居たとは…な?」

って言っていたのに


あたしは気付かないで
屋上に向かった。