「市…川…さん?」 恐る恐る聞いた。 前に麗華が言ってた… 王子様? 「え…、そうですけど…」 この人が?!本当の王子みたい! めちゃめちゃカッコイイ… じゃなくて! あたし…そんな人に紅茶ぶっかけちゃったの?! 「すみませんでした!クリーニング代!」 あたしは財布を取り、お金を渡そうとした。