「あ…」

の、って言うつもりだったが…女子の視線がかなり痛くて言えなかった。

すると、多分佳祐の近くにいつも居たから…?
佳祐の取り巻きのボスらしい人があたしの前に来た。

うわぁ…、今時縦ロール…?

でも綺麗な顔立ち…

「あなた…、川田蜜さん?」

と声を奮わせながら、聞いて来た。

な…に??

「え…はい…」


「これ、どう言う事ですの?!」

と甲高い声を上げ、あたしの前にいつも学園内で張られている新聞を見せて来た。

そこにはデカイ字で

『市川佳祐、熱愛発覚?!』

との字。

うわぁ…
って…嘘?!?!