アイリさんの姿を再び見ていると緊張するのはなぜなんだ。


ただ落とし物を拾って届けてくれた。だけなのに・・・


俺は買う物を買って、お店を出たときアイリさんも買い物を済ませて、


お店から出て来て、


傘をさしながら俺と一緒に歩いた。


私は心の中で考えていた。

昨日。綾野さんと逢って、

綾野さんがいい人と分かって、


綾野さんのことを好きになってしまったから、


今ここで、気持ちを私から

、伝えようと悩むように考えながら、


歩いていた。


「俺の家はこの道を曲がって、進むとあるよ」と隣で歩いているアイリさんに話したら、


一緒に歩いている足音が聞こえなくなった。


どうかしたのかと俺は振り向いたら、


アイリさんが傘をさしながら、ポッんと頭を下げて、

立ち止まっていた。


俺は「どうしたの?」と声をかけたら、


雨が降る中。


大きい声で、「あの・・・私は綾野さんが大好きになりましたぁ!」


「私の彼氏になってくれませんか?」


突然。告られて、俺は驚いた。


でもアイリさんの懸命に俺に伝えようとする


強い告白に緊張していた。

気持ちが和らいで来た。


私はもう一度。聞こえるように大きく伝えた。


「私は綾野さんが大好きになりましたぁ!」


「私の彼氏になってくれませんかぁ?」


アイリさんの気持ちに俺は迷った。


綾野さんは簡単には答えを出さないと私は思い。


「ダメならいいんですよぉ・・・」と落ち込んだ声で、言ってみた。


そうだな〜でも俺も口では言わなかったけど


アイリさんのことは気になっていた。


立ち止まるアイリさんの元に駆け寄り