「おはよ、蘭。」 「おはよう、愁。」 僕達は毎朝一緒に学校へ向かう。 これはカップルには良くある光景。 僕は、そんな良くあるカップルで居たかった。 しかし、彼女はつい最近急激な変化を遂げ、僕との生活もガラッと変わってしまった… かと言って、別に別れる気は無いが、なるべく避けてほしい行為だと僕は思っている。 彼女は… 妄想の資料だと割り切っているみたいだけど。