スサノオウの返事は実にアッサリしたものだった。


 オマケに、最初から自分に王位を継がせるつもりでいたと言い出す始末。


 しかし、自分も男。


 ここまで来たら、後には引けない。


「分かりました。そのお言葉、お忘れなく。」


 言うと、タケルはスサノオウから天叢雲剣を受け取り、玉座を後にする。


 かくして、ヤマトタケルこと、桃太郎は鬼退治に出かけるのであった。