『あの人はここで何かしていたのですか?』
『えぇ、父はあなた方みたいにこの村に用があるらしく来たみたいです』
『そうですか…
あと聞きたいのですが
この村特有の病気とは何なのですか』
少し沈黙が流れた。
『それは【輪廻病】です』
輪廻病?
『実はこの子アリスが感染を抑制する特別な存在で近くにいれば病気の感染を止められるのです』
抑制作用があるのか…。
『そうですか
じゃあ村人は?』
『村人のみんなはいつもは普通の優しい人々ですが
病気の感染レベルが5に達すると人格に異変が発生し自我が崩壊し襲ってきます
こんな言い方したくはないですが…
まさにゾンビです…
そして私は父の願いを叶えるべく村の病気を止める為医療機関から自ら派遣を願いここに来ました』
