禁断の惨劇



『すいません』

すると少女達が振り向いた。


…人形みたいに色白で顔が整っている。

『はい、見かけない顔ですね誰ですか?』


『あ、俺達は村に用があって…そのまぁ』



『そうですか話聞きますですよ』


『ゆっくりしてくださいね』

そう言って白衣の人が家に招いてくれた。


『狭いのですが楽にしてください』


『ありがとうございます』


…あれ
この少女達誰かに似てる。
しかもこの白衣の人も。



『私はアリスこっちの双子の妹がメイです』


『私は医者の透です
この村を調べています』

あ!

『透さん誰かに似てると思ったら白衣でメガネをかけている人に似てますね!』


『父をご存知で!?』


『え、えぇまぁ』


『そうですか…知ってると思いますが父はもう亡くなってまして…』


…やっぱり幽霊だったんだ…。



『竜也ぁ…うっ』


泣いてるのか?


『メイ泣いてはダメ見守ってくれているのですから』