―――――時刻は愛華と紗絵子が廊下の中盤に差し掛かったあたりに戻る。
その頃廊下の一番奥にある教室では男三人が何かを捜していた。
話す声は小さく、何かに警戒するように、そして怒りを含むかのように彰は話す。
「元はと言えば壮一がこんな場所見つけたから」
「なんだよ、面白そうってついてきたのはお前だろ」
壮一は言い返した。
「おい、そんな揉めてる場合じゃないだろ早く来た入り口探さないと」
蓮がなだめようとしたが、すぐに反感が返ってくる。
「それもそうだけど、晋也(シンヤ)の事はどうすんだよ、独り置いてくわけにはいかないだろ」
「見捨てるのは心苦しいけど……彰も視ただろっ俺らでどうにかできる問題じゃないんだ」
壮一は悲しそうに云った。
「そうだな…まずは俺らが助かって外に出ねーと解決するもんも解決しない、後は警察に任せよう」
「蓮っ何云ってんだよ、警察が俺らの話しを信じる訳ないだろ!それに何て説明するんだよ…化け物が友達を浚ったなんて言ったら狂ったと思われて終わりじゃねーか」
その頃廊下の一番奥にある教室では男三人が何かを捜していた。
話す声は小さく、何かに警戒するように、そして怒りを含むかのように彰は話す。
「元はと言えば壮一がこんな場所見つけたから」
「なんだよ、面白そうってついてきたのはお前だろ」
壮一は言い返した。
「おい、そんな揉めてる場合じゃないだろ早く来た入り口探さないと」
蓮がなだめようとしたが、すぐに反感が返ってくる。
「それもそうだけど、晋也(シンヤ)の事はどうすんだよ、独り置いてくわけにはいかないだろ」
「見捨てるのは心苦しいけど……彰も視ただろっ俺らでどうにかできる問題じゃないんだ」
壮一は悲しそうに云った。
「そうだな…まずは俺らが助かって外に出ねーと解決するもんも解決しない、後は警察に任せよう」
「蓮っ何云ってんだよ、警察が俺らの話しを信じる訳ないだろ!それに何て説明するんだよ…化け物が友達を浚ったなんて言ったら狂ったと思われて終わりじゃねーか」


