「愛華ーどこなのー!」


「あいかー!」


アイカ……コレミテ……


娘を捜す母の声と重なるように、男の子は声を発する。


「なぁに?」


近付く愛華に男の子は体の半分位の大きさの箱を差し出す。


箱に蓋はされていない。


愛華は顔を近付ずけ覗き込んだ。
















「っ!…イ゛ヤーー!」