とりあえず女の子たちの視線から逃げようと立ち上がったとき。 「怒んの?」 大河があたしに、問いかけた。 「…トイレだけど。何?」 「ふーん。つまんね。」 (なんだこいつ。) ただ、怒らなきゃいけないところであたしが考えていたのは。 昨日の出来事の再確認。