朝から驚きっぱなしの実を置いて、自分の席に着くつもりが。 「……邪魔。」 あたしの席に、群がるな。 「…ぅわ…。水谷さん。」 思いの外声が冷たくなって、大河の取り巻きを、しっかりと退かすことが出来てしまった。 あたし的には自分の席に座れれさえすればよかったんだけど。