溜め込んできたものを涙という形でそとに流す。 ──感情なんて必要ないって思ってた。 「………落ち着いたか?」 「ん」 「そうか」 ニコッと笑うリオンに凜音も笑顔になる。 ───リオンは夕日みたいだね。見てると……心が温かくなるよ。 泣きつかれた凜音はリオンの温もりを感じながら意識を手放した。