『ルチアは…』


―――ルチア…?


「その人を知ってるの!?」


『お前は覚えていないのかい…』




ウルは凛音に向かって、蒼い炎を吐いた。



すると、凛音の周りの空間が光り始めた。



『思い出すといい…。そして、どうするかは自分で決めな――』




凛音の意識はそこで途切れた。