くるりと振り返り、大きな滝のある場所へと足を運んだ。 遠くでかすかに何かがいるのを凛音は感じた。 近づくとだんだんと形がわかってくる。 でも、遠くて影しかわからない。 近づくにつれ、ピリピリとした緊張感が漂う。 そこだけ世界が違う気がした。 ピタリ、と足を止めるとそこには… 大きな龍が横たわっていた。