つまんない、つまんない、
つまんない、つまんない…


「あーもう!」


越智 匡哉は
8畳ほどの部屋の真ん中で
さっきまで読んでいた
漫画を放り投げ叫んだ。


つまらなすぎる…

テレビは
ワンパターンなオチで
つまらないし、
漫画は読み飽きた…。


ゲームは昨日もやった。
けど、仕方ない…

匡哉は押し入れを探った。
テトリス、
パワプロ、ポケモン…
しかし出てくるのは
やり尽くしたゲームばかり。