白いひつじは、小さな原っぱのすみにある、ひょろりとしたぶなの木の下で、なんとか雨をしのいでいました。

とてもお腹をすかせていました。

白いひつじの毛はびしょびしょにぬれて、うす汚れた灰色になっていました。