死後の憩い 【短編】

僕は彼女をまだ心の何処かで愛していたんだ。



そして思いを伝えないまま逝ったことを悔やんでいる。




死んでから気付くなんて、愚かしいにも程がある。




思わず笑ってしまった。




すると恵理香が僕の方を向いて首を傾げた。