黙り込む雄也も、何か話さなきゃとは思っているものの、何から話せばいいのかわからなかった。 いつも心の準備をしてから里菜の家へ向かっていた。 突然目の前に現れた里菜に、ただただ驚いたのだった。 嬉しさと、困惑の狭間にいた。 ずっと会いたかった里菜が目の前にいる。 けれど、その里菜の表情は、嬉しさや悲しさではなく、どちらかというと、怒っているようにさえみえた。 それが、雄也が話しにくくなっている原因の一つでもあった。