―――それぞれの思考が 交差する…――― 雄也は、まだ気付いていない。 自分を勝手に巻き込みながら、少しずつ変化している事に…。 雄也は、里菜との写真を見つめていた。 写真の中では、これから起きる事を知らず、幸せの真ん中にいる、里菜と雄也が頭を寄せ合い仲良く並んで写っていた…。 雄也もまた、里菜の幸せを祈る。 雄也のマブタの裏には、今でもあの頃のままの里菜がいて、雄也に向かって笑いかけていた――――。