鏡の中のアタシ。



「ごめん…」


「なんで謝るの…?」


里菜に謝った後、気まずいのか、雄也の視線が里菜を捕える事はない…。


里菜は、本当にわからなかった。

何が起きてるのか

雄也が何について謝っているのか


でも里菜は、それ以上聞けなかった。
聞いちゃいけない気がした。
さっきから、胸騒ぎが止まらないから。


すごく嫌な事が待ってる気がしていた…。




同じ空間にいるのに
すぐそばにいるのに


すごく遠い。




そんな2人の顔を
いつも照らしていた
冷たくも美しい月の光は
今夜は見えそうもない…。