ネムは陽汰を喜ばせようと、速く飛ばしたり遅めに飛ばしたりしていた。 ディルクもなんだか楽しそうだったのでとても嬉しかった。 タイムリミットまで、三人は存分に空の散歩を楽しんだ。 会話がなくとも共感しているものが同じなので言葉などいらなかった。 ――時間になり、ネムは陽汰をお婆ちゃんの家の前で降ろした。 お婆ちゃんにディナーに誘われたが断り、また空へと旅立った。 ネムはまたいつか三人で空を飛びたいなと心の底から思いながら家路に着いたのだった。