多分、わたしレオが… 好き、なんだ。 …惚れた弱みというやつか。 レオの言うことを 大人しく聞いてるし。 サラサラのレオの髪を 撫でる。 「…こんなことさせるのは、リリだけだし。落ち着く」 そう気持ちよさそうに 呟いたレオが凄く可愛いくて。 本当に好きなんだと思った。 でも、わたしは人魚で 貴方は人間だってこと… 幸せ過ぎて忘れてたよ―… 第九章終