「顔赤けぇぞ?」



それは、あなたが
顔を近づけるからですよ。


そう思いながら
ふと目に留まるのは
レオの唇。


この唇が…
他の女の人に触れたんだ。


ムカつく。

わたしにはしないくせに!!



「赤くなんてないし!!」


そう言って、背を向けたわたしに


「今夜も、いつもの時間に」


ってレオが言った。